自分で作る植物図鑑

身近に咲いている好きな花の名前をすぐ忘れてしまうので、書き留めるブログ

サンシュユ | 早い春に咲く、黄金色の花!

久しぶりの更新になってしまいました。


3月に入って、だいぶ暖かくなってきましたね。この冬は何だかずっと風邪が治らず、あまり散歩もできなかったのですが、久しぶりに外を歩いてみたら春が来たんだなと感じました。


こちらはサンシュユ。黄色の花が春らしいです


「サンシュユ」と手書きされた札が下がっていました



変わった名前なので、「サンシュユ」という名前だけ先に知っていました。こんな花なのですね。

漢字では山茱萸、変わった読み方なのは中国由来の名前だからだそうです。



和名はハルコガネバナ(春黄金花)だそうで、この黄色の、黄金のような花の色が由来のようです。

早い春を告げる黄金の花…いい名前ですね。



秋になると赤い実をつけることからアキサンゴ(秋珊瑚)の別名もあるそうです。

実はビタミンC豊富、強壮効果があるといわれ、漢方にもなっているのだそう。



まだ春の花が咲くには少し早く、梅やサンシュユの花は目立ちますね。

これから一斉に花が咲く楽しい時期、楽しみです

ヤシャブシ | ちっちゃな松ぼっくり

この実、実家の近くの山でよく転がっていまして、「あの小さな松ぼっくりのようなやつ」と言えば大体通じてしまいます。


けれど、本当の名前はずっとわからないまま…




去年の冬、何気なく名前がわからないことを話したところ、父が「ヤシャブシ」ではないかと教えてくれました。

よく、山歩きをする人達がこの実を「ヤシャ」「ヤシャブシ」と呼んでいるのを見るそう


:


そして今年。一年経って名前を忘れてしまい😅、父にまた聞いてしまいました。



家に帰って、GoogleLendsで答え合わせをすると、確かにヤシャブシの実のようでした。漢字では夜叉五倍子、矢車附子。




(木の写真はうまく撮れず!シルエットクイズみたいですが、、実がたくさん枝についています



実は黒い色の染め物の材料に使われるそうで、古くはお歯黒にも用いられたので、お歯黒の木という別名もあるのだとか。


根に根粒菌を共生させる性質があり、痩せた土地でもよく育つため、一時は土地の緑化に利用されたそうですが…近年、花粉症のアレルゲンになることがわかって植栽は敬遠されるようになってきたそう。





名前の由来は

ヤシャブシの実の表面のトゲトゲ、デコボコの様子が鬼のよう、ということでインドの鬼神の「夜叉」。

五倍子(ふし、ごばいし)は、黒染めの材料のヌルデの木の虫こぶのことで、ヤシャブシはその代用品になることから、だそうです。





父に何かの名前を教えてもらうのは、あとどのくらいあるだろう。

まだ父も若いのに、コロナで帰省する機会が随分減って、そんなことを考えてしまいました。

(今回は父にも、google lendsで検索すれば?と言われてしまいましたが、違うんです、検索ならいつでもできる。私は父に教えて欲しいんですよ。。)


少し甘えた考えかもしれませんが、来年も再来年も、まだまだずっと、父からいろんな事を教そわりたいです

野ブドウ | 水色の実、赤紫の実、白い実…色とりどりの実。

最近、花よりも実の名前が気になって、実の記事が多めに続いております



この色とりどりの実は、野ブドウだそうです。

水色、赤紫、紺、白…

カラフルな色が楽しいです。



ややこしいのですが、
山ブドウと野ブドウとがあるようで。
山ブドウ(ほぼ紫色)は食べられるようですが、
野ブドウ(赤紫や水色などカラフル)は食べられないようです。





※※ここだけ、虫が苦手な方は注意※※



野ブドウが食べられない理由を調べてみると、ノブドウミタマバエ などの虫が寄生することが多いためとあり。


野ブドウの実は元々は白い色で、虫が寄生し虫えいを作ることで色がつくのだそうで……


……


だとすると、虫に寄生されていない実の方が少ないかもしれません。



カラフルで美しい見た目なので、部屋に飾ってみようかな、リースにしてもかわいいかも…などと考えていたので、虫のことを知ったときは、検索していて指が震えたほどショックでした。。


野ブドウを食べてみたい、部屋に飾りたい、という方がいらっしゃいましたなら、実の中の虫にご注意ください…






それでも、散歩中この色とりどりの実を目にすると、秋を感じて嬉しくなります

ツタバウンラン | 石垣の隙間でこんにちは。

この花、たまに通りかかる長い階段の傍らで咲いている小さな花です。


長い階段を登って、息が切れ、登るのがゆっくりになってきた辺りで咲いていまして、毎回この花を目にする度、心が癒やされているような、花に励まされているような気持ちになります。



ツタバウンラン(蔦葉海蘭)というようです。

オオバコ科。



石垣の隙間から、壁に張り付くように生えています。弱々しい小さな花、草丈10cm程度。すぐ絶えてしまいそうにも見えますが、毎年、季節も問わず、長くよく咲いています。



スマホの画像を見返してみると、この花を見つけて、どうやら4年くらい経ったようです。

なのにまだ名前が覚えられない、、


ブログに書くと、自然と記事タイトルが目に入ったり読み返したりするので...

これで覚えられるかな?

ロウヤガキ | クリスマス飾りのような、艶やかな実

今日出会った木の名前を書き留めます。


赤くつやつやした実がとてもかわいらしい。

まるでクリスマスの飾りのよう!


この木は…

この木の名は… 


ロウヤガキ、だそうです。

ぐるっと木をまわったら名札がありました😊


洋風の名前を想像しましたが、柿の仲間なんですね。



偶然ですが、園内で展示会もやっていたようです。相模原公園内のサカタのタネグリーンハウスにて


入り口には、「老鴉柿展」の垂れ幕と共に、ロウヤガキの盆栽、鉢植えが並んでいました。


机に載るほど小ぶりの木でも、ちゃんとあの赤い艶やかな実をつけている様子が、大変可愛らしい。


こんなに小さな鉢でうまく仕立てるのは難しいんだろうな…などと考えつつ、しばらく足を止めて眺めていると、係の方に声をかけられました。

「奥さん、良かったら入会いかがですか。入会された方には、どれでもひと鉢プレゼント」


何の会かもわからないまま、出先で時間もないからとお断りしましたが、鉢植えの可愛らしさには随分心が揺れました。後ろ髪をひかれつつ、記事を書いています。



帰ってから調べてみると。

名前はロウヤガキ、漢字で老鴉柿。

実は、渋柿で食用には向かないそう(ということは、虫食いも少なく鑑賞用にはぴったり?)


雄雌異株で、実をつけるには雄株と雌株が必要なのだそう。


実を鑑賞するには、二本必要なのか…。

狭い庭のスペースと向かい合いながら、ゆっくりじっくり悩んでみます。