ホトケノザ | 道端に君がいてくれたから
ホトケノザ、春を彩る、道端でよく見かける雑草の花です。
個人的に、ホトケノザはオオイヌノフグリと名コンビだと思っています。
どっちも小さな花の雑草で、青いオオイヌノフグリと、ピンクのホトケノザが入り混じって一緒に咲いていると、しみじみ、春だな~と…思うのです。
ちなみにこの草は、春の七草の「仏の座」ではないんだそうです。
ずっとこれが春の七草だと勘違いしていて、いつか食べてみようとまで思ってました。。食用ではないそうです。
春の七草の方の仏の座は、今はコオニタビラコという名前だそうです(黄色い花でタンポポにちょっと似てました)
以前、引越しや仕事の山場やらが重なり、二年続けて桜の花見や春の散歩ができなかった時がありました。
花だとか散歩だとか、そういった“ゆったりした暇な物“と無縁になったような感覚になっていた頃、久々に道端でこの花を目にして、心に染みるように、きれいだなと思いました。誰に見られるでもなく、強く自由に咲いている気がしました。あの感覚が忘れられないです。
今、何となく疲れたなと思うと、散歩して雑草や花壇の花を見ています。「スニッカーズ!自分を取り戻せ!」というお菓子のCMがありますが、あれと似たようなもの、花をぼーっと見てると、元々ののんびり屋の自分を取り戻す気がします。