ヤシャブシ | ちっちゃな松ぼっくり
この実、実家の近くの山でよく転がっていまして、「あの小さな松ぼっくりのようなやつ」と言えば大体通じてしまいます。
けれど、本当の名前はずっとわからないまま…
去年の冬、何気なく名前がわからないことを話したところ、父が「ヤシャブシ」ではないかと教えてくれました。
よく、山歩きをする人達がこの実を「ヤシャ」「ヤシャブシ」と呼んでいるのを見るそう
:
そして今年。一年経って名前を忘れてしまい😅、父にまた聞いてしまいました。
家に帰って、GoogleLendsで答え合わせをすると、確かにヤシャブシの実のようでした。漢字では夜叉五倍子、矢車附子。
(木の写真はうまく撮れず!シルエットクイズみたいですが、、実がたくさん枝についています)
実は黒い色の染め物の材料に使われるそうで、古くはお歯黒にも用いられたので、お歯黒の木という別名もあるのだとか。
根に根粒菌を共生させる性質があり、痩せた土地でもよく育つため、一時は土地の緑化に利用されたそうですが…近年、花粉症のアレルゲンになることがわかって植栽は敬遠されるようになってきたそう。
名前の由来は
ヤシャブシの実の表面のトゲトゲ、デコボコの様子が鬼のよう、ということでインドの鬼神の「夜叉」。
五倍子(ふし、ごばいし)は、黒染めの材料のヌルデの木の虫こぶのことで、ヤシャブシはその代用品になることから、だそうです。
父に何かの名前を教えてもらうのは、あとどのくらいあるだろう。
まだ父も若いのに、コロナで帰省する機会が随分減って、そんなことを考えてしまいました。
(今回は父にも、google lendsで検索すれば?と言われてしまいましたが、違うんです、検索ならいつでもできる。私は父に教えて欲しいんですよ。。)
少し甘えた考えかもしれませんが、来年も再来年も、まだまだずっと、父からいろんな事を教そわりたいです